韓国の家庭料理「タッポックムタン」は、日本の肉じゃがのように親しまれている定番の煮込み料理。
鶏肉と根菜を重ね煮にすることで、素材の旨みがしっかり引き出され、スープはピリ辛であと引くおいしさに仕上がります。
ごはんのおかずはもちろん、翌日はうどんや雑炊にアレンジして楽しめるのも魅力です。
*記事の最後に動画もあります
CONTENTS
このレシピの魅力
- 重ね煮で野菜の甘みと鶏の旨みを引き出し、奥行きのあるスープに
- 手羽元を牛乳に浸す下処理で、臭みを抑えてふっくら仕上げ
- ピリ辛だけどまろやかな味わい。辛さは調整可能で家族みんなで楽しめる
- 根菜たっぷりで栄養バランスが良く、満足感も十分
材料(4人分)
- 手羽元 10本(約600g)
- 牛乳 200ml(下処理用)
- しいたけ 3個(50g)
- 長ねぎ 1/2本(80g)
- じゃがいも 2個(250g)
- 玉ねぎ 1個(200g)
- にんじん 1本(150g)
- にんにく 1片(5g)
- 生姜 1片(15g)
- 塩 ひとつまみ
- みそ 大さじ1
- コチュジャン 大さじ1
- 水 200ml
- A しょうゆ、みりん 各大さじ2
- A 酒 大さじ1
- A はちみつ 大さじ1
- ごま油 小さじ1(お好みで)
- 白いりごま、小ねぎ 適量(お好みで)
作り方
1.手羽元はポリ袋などで牛乳に30分ほど漬け込み、軽くすすぐ(臭みとり+やわらか仕上げ)。
しいたけは4つ切り、長ねぎは斜め薄切り、じゃがいもは乱切り、玉ねぎはくし形切り、にんじんは乱切り、にんにく・生姜はみじん切りにする。


2.鍋に塩(ひとつまみ)→しいたけ→長ねぎ→じゃがいも→たまねぎ→にんじん→にんにく・生姜→みその順に重ねる。


3.水を鍋肌から回し入れ、ふたをして中火にかける。沸騰したら火を弱めて30分加熱する。


4.【A】を加え、全体を混ぜながら中火で5分ほど加熱しひと煮立ちさせる。全体を混ぜて馴染ませ、お好みでごま油を回しかけて白いりごま・小ねぎを振る。


おいしく作るポイント
- 具材は大きめにゴロゴロと切ってください。
- 鶏肉を牛乳に浸しておくことで臭みがとれ、ふっくら柔らかく仕上がります(牛乳に含まれるタンパク質が、鶏の臭み成分を包み込んでくれる効果がある)。
- 時間をおいて一度冷ますと、味がなじんでより美味しく食べられます。
- 辛いものが苦手なお子さまがいる場合、コチュジャンは小さじ1程度から味を見て調整してください。
- はちみつは1歳未満の赤ちゃんには与えないでください(乳児ボツリヌス症の危険があります)。はちみつの代わりにお砂糖大さじ1〜味をみて調整してください。
まとめ

鶏と根菜を重ね煮で仕上げるタッポックムタンは、旨みが凝縮したスープとホロホロの手羽元が楽しめる韓国風煮込み料理。
栄養満点で食べごたえがあり、食卓のメインおかずにぴったりです。
忙しい日でも、切って重ねて煮込むだけで完成。ごはんにもパンにも合う万能おかずとしてぜひ取り入れてみてくださいね。

