【基本の重ね煮】作り置きとアレンジレシピ4選|平日ごはんがラクになる時短ストック術

kihonno-kasaneni

「仕事から帰ってきて、冷蔵庫の前で“今日の晩ごはんどうしよう…”と悩む。」
これは多くの働くママが経験している夕方のあるあるシーンではないでしょうか。

とくに小学生や未就学児がいる家庭では、帰宅後に「お腹すいた!」「今日カレーがいい!」とリクエストが飛び交います。
疲れた体で一から料理を作るのは大変ですし、できれば栄養バランスのとれた食事を用意したい。でも、夕方はなるべく手早くごはんを完成させたいのが本音ですよね。

さらに悩ましいのは、子どもも大人も満足するメニュー作り。野菜を食べてほしいのに、子どもが苦手で残してしまう。偏食の悩みや栄養不足の不安もつきまといます。

そんな「時間不足」と「栄養バランスの不安」、そして「子どもの食べやすさ」。この3つの壁を一気に解決してくれるのが、重ね煮です。

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重ね煮が解決する3つのメリット

忙しい人にこそ試してほしい重ね煮のメリットを3つにまとめてご紹介しますね。

1. まとめて仕込んで「時間の貯金」ができる

重ね煮の魅力はなんといっても作り置きできること。基本の重ね煮を週末に仕込んでおけば、平日の夕食作りがぐっとラクになります。冷蔵で約5日、冷凍で約4週間と長期保存できるのも安心ポイントです。

2. 野菜の甘みと栄養を最大限に引き出せる

重ね煮は野菜を重ねて弱火でじっくり蒸し煮する調理法です。素材の水分と旨みが引き出され、驚くほど甘くて食べやすくなります。

出汁や調味料を加えなくても自然な味わいになるので、子どももよく食べてくれます。

実際に野菜が苦手だった私の子どもも野菜をよく食べるようになりましたし、野菜嫌いのお子さんがよく食べてくれるようになったとコメントをいただくこともめずらしくありません。

3. 離乳食から大人ごはんまで取り分け自在

重ね煮はシンプルだからこそ幅広い年代に使えます。

離乳食の子にはやさしめの味つけに仕上げ、大人にはお好みの味つけに仕上げられます。ひとつのお鍋やフライパンで家族全員分の料理が用意できます。

次では、基本の重ね煮ストックの作り方をご紹介します。

基本の重ね煮ストックの作り方

まずはベースとなる「基本の重ね煮」をご紹介します。今回はえのき・玉ねぎ・にんじんを使ったシンプルな組み合わせ。どんな料理にも合わせやすく、甘みも出やすいのが特徴です。

材料(作りやすい分量)

  • えのき 200g
  • 玉ねぎ 600g(約3個)
  • にんじん 200g(1本)
  • 塩 少々
  • 水 大さじ3

作り方

1.えのきは石づきを落とし、2cm幅に切る。玉ねぎは回し切り、にんじんは細切りにする。

2.鍋に塩(小さじ1/4)をふり、えのき→玉ねぎ→にんじん→塩(小さじ1/2)の順に重ねる。

3.鍋肌から水を差し、蓋をして弱火で30分蒸し煮にする。

4.にんじんが柔らかくなったら全体を混ぜ、粗熱をとって保存容器へ。

保存のポイント

  • 冷蔵は5日、冷凍なら4週間が保存の目安です。
  • 汁ごと保存しても問題ありませんが、冷凍する場合は「野菜」と「汁」を分けて保存すると使いやすいです。おすすめは、野菜を使いやすい量に小分けしてストックし、残った汁(ブイヨン)は別に保存する方法です。
  • また、以下の動画では混ぜていますが、にんじん・玉ねぎ・えのきなどをざっくり種類ごとに分けて小分けにしておくのもアレンジする料理によって使い分けできるので便利です。
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