重ねて煮るだけで、炒める手間いらず。
レンジのような加熱ムラもなく、素材の旨みがしっかり詰まった「コロッケの中身」が完成します。
そのまま揚げてコロッケにしてもよし、グラタンや春巻きにアレンジしてもおいしい万能レシピ。
冷蔵・冷凍保存もできるから、作りおきしておけば忙しい日のお助けおかずになります。
*記事の最後に動画もあります
このレシピの魅力
- 炒めずに“ほったらかし”でコロッケの具が完成
- まとめて作って冷蔵・冷凍保存が可能
- コロッケだけでなく、グラタンや春巻きなどアレンジも自在
材料(4人分)
- じゃがいも(中) 4個(約500g)
- 玉ねぎ 1/2個(100g)
- にんじん 1/2本(60g)
- 豚ひき肉 100g
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 水 100ml
- (コロッケの衣)
- A 薄力粉 大さじ5
- A 水 大さじ5
- パン粉 適量
- 揚げ油 適量
作り方
1.じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、玉ねぎ・にんじんはみじん切りにする。


2.鍋に塩(ひとつまみ)→じゃがいも→玉ねぎ→にんじん→豚ひき肉→塩(ひとつまみ)の順に重ねる。


3.鍋肌から水を回しかけて蓋をし、中火にかける。沸騰したら弱めの中火にして12分煮る。


4.蓋を開けて水分を多少飛ばし、火を止めて粗熱をとる。マッシャーで潰しながら混ぜ、塩・こしょうで味を整える。成形してしっかり冷ます。


5.【A】を混ぜた衣に「4.」をくぐらせ、パン粉をまぶす。フライパンに油を熱し、180度で表面がきつね色になるまで揚げ焼きにする。


おいしく作るポイント
- 1個90gほどで成形すると、揚げやすく割れにくい仕上がりになります。
- 生地が温かいまま揚げると破裂しやすいので、必ず冷ましてから衣をつけてください。時間的な余裕があれば粗熱を取って冷蔵庫で冷やすと扱いやすいです。
- 衣づけは卵不要。薄力粉と水だけでカリッと仕上がります。
- 揚げるときは、一度にたくさん揚げると油の温度が下がりすぎるので、3つほどまでにするとカラッと揚がります。
保存の目安
- 冷蔵保存:2〜3日
- 冷凍保存:2〜3週間(しっかり冷ましてから密閉容器へ)
重ね煮コロッケの具 〜アレンジ4選〜

重ねて蒸すだけで、野菜の旨みがギュッと引き出せる「重ね煮」。
電子レンジだと一度にたくさん作るのはむずかしいけれど、重ね煮ならまとめてたっぷり仕込めます。
多めに作っておけば、余った具をアレンジして別の一品に変身させるのもおすすめ。
同じ重ね煮のコロッケの具でも、ちょっと手を加えるだけで全然違う味わいになりますよ◎
1.卵焼き
重ね煮を卵焼きに混ぜると、ボリュームがアップして食べ応え抜群。栄養バランスも◎。
材料(2人分)
- コロッケの具 70g
- 卵 2個
- A 砂糖 小さじ1/2
- A しょうゆ 小さじ1/3
- A 水 大さじ1
- サラダ油 大さじ1/2
作り方
1.溶き卵に【A】を加えて混ぜる。
2.フライパンを熱してサラダ油をひき、溶き卵を流し入れる。
3.コロッケの具を入れて巻いていく。
2.春巻き
余りがちな春巻きの皮を有効活用します。コロッケの具を巻いてしまえば、手軽にポテコロ春巻きが作れます。
材料(2本分)
- コロッケの具 120g
- 春巻きの皮 2枚
- サラダ油 適量
作り方
1.春巻きの皮にコロッケの具をのせ、手前からひと巻きして両端を折りたたみ、最後までしっかり巻く。同様に必要な本数を作る。
2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、巻き終わりを下にして春巻きを並べる。両面を2分ずつ揚げ焼きにする。
3.ホットサンド
ホットサンドにすると、朝食やおやつにもぴったりです。
材料(2個分)
- コロッケの具 80g
- 食パン(6枚切り) 4枚
- キャベツ 2枚(40g)
- お好きなチーズ 40g
- マヨネーズ 適量
作り方
1.キャベツを千切りにする。ホットサンドメーカーを予熱する。
2.食パンに具材を乗せて、もう1枚の食パンをのせる。
3.プレートに②を乗せて両面に焼き色がつくまで焼く。
※ホットサンドメーカーが無い場合、パンに具材をのせ、オープンサンドのようにそのままトースターで焼いてトーストにするのもおすすめです。
まとめ

「簡単コロッケ」は、重ね煮ならではの“ほったらかし調理”で手間なく作れるおかず。作りおきすれば、お弁当や忙しい日の夕食にも大活躍です。
アレンジもきく万能なレシピを、ぜひ日常の食卓に取り入れてみてくださいね。

